床材
おはようございます。十四郎です。
先日床材剥がしのバイトをしてきました。
とあるタワマンの大規模修繕工事の一環として、バルコニーの床材剥がしがありました。
工事自体は2年以上かけて行うみたいです。
築年数のある建物だと床を含めて経年劣化が避けられないので、修繕が必要ですね。
僕がやっているのはあくまで単発のバイトです。
バイトでもその現場に常駐したりレギュラーで入るものもありますが、基本的にはその日その現場だけです。
ただ『単発バイトにそんな事やらせるのかよ』と感じざるを得ない事が沢山ありますね。
工事現場で働く為には基本的に『新規入場』の手続きが必要です。
簡単に言うと、自分がどこのどいつで今から現場に入りますよという書類に記入して、工事を行なっている会社に承認してもらうものです。
万が一事故や怪我があった場合には緊急連絡先への報告や上長の確認などが出来るようにするものでもあります。
まあここまでは分かります。
床材剥がしの作業自体はカッターで切れ込みを入れたりスクレーパーなどを使ったりして剥がしていくものです。
ただ、作業場所が既に入居者のいる部屋のバルコニーなので、部屋の玄関から入るにも手間がかかりますし留守の場合には鍵の調達やプライバシーなど色々問題があります。
そこで、屋上にあるゴンドラに乗って空中から各部屋に降りて作業をします。
その屋上の高さが53階相当なんですよ。
高いですよね。
それだけ高い場所から乗り込むので、フルハーネスの安全帯が必要です。
普通の生活をしているとフルハーネスの安全帯を着用する事は皆無ですね。
フルハーネスは高い所から落下しないようにフックが2つあり、落下したとしても腰巻の安全帯に比べて身体への負担や圧迫が少ないです。
慣れていないと着用するだけでも大変です。
これを着けてゴンドラへ乗り込む訳です。
ただの単発バイトがですよ。
色々良いのかよと思いますよね。
フルハーネスの安全帯自体は安くても15000円くらいするので、貸出用の物が多く意してありました。
ゴンドラで作業階に降りたら跨いでバルコニーに入ります。
住民にはとっくの昔に説明済なので、不審がられる事はありません。
そこから荷物を下ろし作業開始です。
上に書いたように作業そのものは単純です。
ただ、剥離する専用機器が20キロ以上あるので運搬が大変ですし、ゴンドラの乗り降りが面倒です。
改めて書くと『その日単発のバイトがフルハーネスの安全帯を着けて、屋上(53階相当)からゴンドラに乗って降りてから作業する』という事です。
僕みたいな現場に慣れている人からしたらなんともないですが、1度も建築現場で働いた事のない人からしたら凄く異常だと思います。
それから特別な手当などはありません。
重量物を持ったり高い所で作業しても何も報酬は変わりません。
ただ、なんのスキルも必要無いので誰でも出来ます。
職長の言う事を聞いて作業が出来れば問題ありません。
あとは高い所が平気であればいけます。
世の中色んな仕事があるので、興味のある人はやってみて下さいね。
ここまで読んで頂き
どうもありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう。