ビッグサイトや幕張メッセの床
おはようございます。十四郎です。
https://twitter.com/akagi__jp/status/1565308989608706048?s=21&t=yK0Sj1Ggo3IXWMM4pV-b9w
昔こういう仕事をしていました。
確かに杭(アンカー)だらけです。
「なんで抜かないの?」「なんでそのままなの?」
という疑問が出てきますよね。
抜けないからですね。
僕がやった事のある範囲ですが、オールアンカーという物を使います。
大きな鉄製の柱(トラス)を立てて展示ブースなどを作る場合、ただ立てるだけでは不安定で構造物が転倒したり事故を起こす恐れがあります。
そこでアンカーで固定する訳です。
トラスには連結用の穴がたくさんありまして、アンカー打ち用の部材もあります。
部材を組み合わせる事で滑らかにアンカーを打ち、堅牢に固定が出来るという事です。
因みに、屋外の現場では地面に直接アンカーが打てる事が皆無なのでウエイトを使って固定や養生をします。
「なんで抜かないの?」に話を戻しますね。
オールアンカーはしっかり固定する為に、打ち込むと先端が広がって抜けにくくする構造になっています。
タコウインナーのようなイメージです。
簡単に抜けては固定出来ません。
抜けにくくする必要があります。
これで抜けない訳ですね。
ただ、イベント後もそのままだと足が引っ掛かって邪魔ですし危ないです。
撤去の際にサンダー(ディスクグラインダー)で先端を切り落とします。
地面スレスレに切って床と同化させます。
トラスは高さや重量にもよりますが複数本アンカーを打つので、結果的にアンカーだらけになります。
不思議な事に、別のイベントでアンカーを打つ際に全く同じ場所に重なった事はありません。
「あーここにアンカー打ちたいのに前になんかのイベントで打ったであろうアンカーのせいで打てねーわ」
という経験は無いですね。
仮にそうなったとしても、トラスの他の穴を使って直ぐ近くの別の場所に打てば問題ありません。
あとは、何年かに1度のペースで床の改修が行われておりアンカーごと無くなって作り替えられています。
これで尚更アンカー打ちの位置が被らないです。
当時はそれほど疑問に思っていませんでしたが、冷静に考えて杭だらけの床って凄まじいですよね。
こういうネタもたくさん書きたいです。
https://m.youtube.com/channel/UCM1bTetjgxgK8Z97rCyqkBg
見てね。
ここまで読んで頂き
どうもありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう。